なぜアイロンスタイリングで髪が痛むのか
京都市役所から西に5分、京都で一番トリートメントが上手い店でおなじみの
novem by cirrusの店長仁城了祐です。
さて。
ヘアビューロンやクレイツなどの台頭によりすっかり定着したアイロンスタイリングですが、
コテを使ってスタイリングをする方の多くの方から
「アイロンをすることによって髪が痛まないか」というご相談を受けます。
結論からお応えすると、アイロンを入れる事でダメージは致します。
その理由はシンプルに、「髪はタンパク質で出来ているから」です。
分かりやすく例えてみましょう。
ここにお肉があります。
これが熱処理をする前の髪の毛です。
このお肉を美味しく焼こうと思います。
これが数回熱処理を施した髪の毛です。
続いて
焼きすぎてしまいました。
もう食べれませんね。
これが数十回熱処理をした髪の毛と同じ状態です。
ようは、
タンパク質は熱を入れると固くなり、焼きすぎると炭になる。
これをタンパク質の熱変性と呼び、隅になったタンパク質を炭化と言います。
一度焼いてしまったお肉は二度と生肉の状態に戻せないのと同じで、髪の毛もやはり一度熱変性してしまうと元には戻せません。
以上のことを踏まえて、
アイロンスタイリングをするときは①なるべく低温②時間をかけない③なるべくクリームタイプの熱用処理剤を使用する
以上の3点を注意してみてください。
髪の毛が受ける負担がぐっと減って一気に扱いやすくなりますよ!
是非お試しください!
特に誰よりもフィットしたヘアスタイルを。
ちなみに、焦げたお肉などからはヘテロサイクリックアミンという物質が検出され、発がん性の疑いも持たれているのでなるべく食さないようにしましょう。
novem by cirrus 075–257–2223
店長 仁城了祐
- 2017年8月23日